お見舞いマナー

お見舞いに関するミニアンケートの結果(2017年札幌エルプラ祭り)

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2017年9月9日(土)札幌の市民活動の拠点エルプラザで行われた『エルプラ祭り』に、GIFTReeの関連組織、一般社団法人CAN net(キャンネット)と北海道医療美容研究会(医美Labo北海道)が出展しました。

CAN netのプロジェクトとして発足した『お見舞いギフトブック』の取り組み。
病気経験をした方たちの声をあつめて、企画・制作をおこなっています。

お見舞いギフトブック

今回『エルプラ祭り』で、お見舞いに関するミニアンケートを実施したので、その結果をまとめました。

お見舞いに関するミニアンケートの結果

■回答者:12名(30歳以上の男女)

■調査日時:2017年9月9日(土)

■調査場所:札幌エルプラザ

■設問とアンケート結果

1. お見舞いに行った回数は?

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2. お見舞いに行くときの困りごとは?

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3. お見舞いでもっていくものは?

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4. もらってうれしかったお見舞い品は?

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一方で「もらって嫌だったもの」として、「かさばるもの」、「重いもの」、「生もの」の3つが挙がりました。また「来てもらうこと自体が嫌だった」という回答もみられました。

 

今回のお見舞いに関するミニアンケートであらためて感じたことが、
お見舞いに行くタイミングと、もっていく物の難しさです。

ここを解決していくことで、良いお見舞い体験を増やしていきたいなと思います♪

これからも、病気になってもならなくても自分らしく生きられる社会を目指して、必要なことをひとつずつ繋げてつくっていきたいと思いました。

【完全版】大切な人を傷つけないためのお見舞いの言葉のマナー

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お見舞いする際には、「入院しているあの人は、どんな気持ちなんだろう?」と普段以上に想像力を働かせながら、「言葉の気遣い」をおこなう必要があります。

病気をすると体力的にだけでなく精神的にも弱り不安定になっている可能性があります。さらにパッとみて分かりにくいため、相手を傷つけないためにも、いつも以上に注意をおこなう必要があります。

お見舞いは有難いことですが、そのときにかける「言葉」によって相手との関係性が変わることがあります。

病気をした相手に対する想像力を働かせて、「言葉の気遣い」をおこなうことで、あの人との関係をより大切にしましょう。

今回は、お見舞いのときの言葉について、以下の2つの観点から一緒に考えたいと思います。

1.相手を傷つけないためのお見舞いの言葉の大原則

2.入院経験者が語る、嫌だった言葉の特徴

 

1.相手を傷つけないためのお見舞いの言葉の大原則

 

(1)お見舞いで声をかける際に大切にしたい『言葉の5原則』

①「心配している」など、あなたの素直に気持ちを伝えましょう

②病気以外のことも聞きましょう

③朗らかで親切な態度で接しましょう

④自分の価値観を押し付けないようにしましょう

⑤相手の気持ちを汲み取り、一緒に考える姿勢を示しましょう

 

①「心配している」など、あなたの素直に気持ちを伝えましょう

よくありがちなのが、どのように声をかければいいか分からずに、声をかけないで放置してしまうということです。しかし自分が入院する立場になったら分かると思いますが、決して放置はせずに声はかけて欲しいのです。

「入院したと聞いて心配しているよ」など、あなたの気持ちを素直に伝えるのが良いでしょう。

②病気以外のことも聞きましょう

入院すると、どうしても「病気」のことを聞きたくなりがちですが、本人にとって病気のことは(入院)生活のごく一部です。病気以外にも、毎日の楽しみのこと、趣味のこと、入院生活で仕入れたネタ、困っていることなど、話したいことはたくさんあります。

ぜひ病気以外のことも聞いてみてください。

ただし病気以外の話題でも、人によっては

「(自分が明らかにいけない)海外旅行の話を聞くのは辛かった」

「くだらない下世話な話を聞くのは嫌だった」

などの声もあります。入院している相手の気持ちを想像して、本人がしゃべりたそうなことを聞いたり、本人が興味ある話題を心がけるようにしましょう。

 

③朗らかで親切な態度で接しましょう

入院していると、日々の生活でさまざまなことに不便さを感じたり、この先の生活や人生に不安を抱くものです。そんな時に、外からお見舞いに来てくれた相手が、「朗らかで親切」であることは、ちょっとしたお願いごとをしやすくなりますし、不安な気持ちも打ち明けやすくなります。

ただし、フランクに自分の悩みごとの相談をするのは、関係性をよく考えて判断してください。入院者は、自分の病気のことが頭にある中で、さらに他人のことを考えたり悩んだりすることが負担になります。相手に負担にならないかを確認した上で、コミュニケーションをとるようにしましょう。

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④自分の価値観を押し付けないようにしましょう

自分の価値観を押し付けて、「相手はこうだから」と勝手に決めつけないようにしましょう。

自分の価値観を押し付ける例として、“病気になってくるとやってくるもの”としてよく言われるのが、「近所のおばさん」、「宗教」、「遠くの親戚」です。

「近所のおばさん」や「遠くの親戚」から、「この健康食品が良いらしいよ」、「テレビや本でこんな治療が紹介されていたよ」などの信憑性が薄い情報がやってくることは、本人にとってはありがた迷惑のことが多いようです。

相手のことを思うならば、自分の価値観を押しつけることはやめましょう。

 

⑤相手の気持ちを汲み取り、一緒に考える姿勢を示しましょう

前述しましたが、入院していると、生活していてさまざまなことに不便さを感じたり、この先の人生に不安があります。この先、ずっと付き合っていくタイプの病気や障害もあり、本人の悩みや不安はそう簡単に無くなるものではありませんし、時間をかけてその人なりに受け入れていくものです。

そんな時に、「自分の気持ちを汲み取ってくれて、一緒に考える姿勢」を示してくれる存在が、どれだけ本人にとってありがたいことでしょうか。不安や辛さへの向き合い方に答えはありません。④自分の価値観を押し付けないと同様に、大切な人が病気をしたり入院したときは、常にそのような姿勢でいたいものです。

▼お見舞いギフトブック▼

お見舞いギフトブック

 

2.入院経験者が語る、嫌だった言葉

(1)嫌だった言葉の特徴

続いては、入院経験者が語る、お見舞いの時に言われて嫌だった言葉をもとに、学んでみたいと思います。嫌だった言葉の例として、

「あなたの病気には、この食べ物がいいらしいよ」

「もっとしっかり検診受けておけば良かったね」

「絶対大丈夫だから!」

などがあがります。

 

これらの声がけが、具体的にどのようにマズかったのか、考えてみましょう。
良くないのは、以下の3点です。

自分の価値観や経験を押し付けられること

「こうすればよかったのに」、「こうなるよ」と過去や未来の話をされること

「大丈夫だよ」と無責任に言われること

 

それぞれみてみましょう。

①自分の価値観や経験を押し付けられること

『お見舞いの言葉の大原則』の裏返しですが、自分の価値観を押し付けられることが嫌だったという人が多いです。

「あなたの病気には、この食べ物がいいらしいよ」

は、この最たる例と言えるでしょう。

また例えば、胃がんで入院している人に、

「私のおばあさんも同じように胃がんで入院していたの。切除しちゃえば治るよ」

などという声がけも同様に、自分の経験の押し付けになります。

お見舞いにいった相手と同じ病気をした人を知っていたら、思わずその人の話をしたくなることもあるかもしれません。

しかし、同じ病気でも重症度や治療、経過は多種多様です。必ずしも同じ経過をたどるとは限らないです。相手をなぐさめようとしたり、相手に有益な情報を与えようと、自分の知っている話をしてしまう前に、よく相手の話を聞いて、状況を考えてからにしましょう。

 

②過去や未来の話をされること

現在入院している相手に、

「あの時、検診を受けておけばよかったのに」

と声をかけてしまうケースが見られます。

それは他人に言われるまでもなく、ご本人が一番分かっていることで、後悔しているかもしれないことです。そして、そのように過去のことをあらためて他人から言われても今更どうしようもないのです。

逆に未来のことで、

「これからはちゃんと検診を受けようね」

と言ってしまうのも同様です。

本人が望まないかぎりは、「こうすればよかったのに」、「こうなるよ」という過去や未来の話はやめましょう。

 

③「大丈夫だよ」と無責任に言われること

病気をした人の周囲にいる人がよく発してしまう言葉として、

「あなたなら大丈夫だよ」

があります。これは、どうしても他人事、無責任なものに聞こえてしまいます。自分が大丈夫かどうかは、入院している本人が一番悩み、考えていて、心配していることです。

同じようなニュアンスで相手に声をかけるならば、

「大丈夫だと信じているから」

というように、あなたの気持ちを素直に伝えるようにすると良いでしょう。

「大丈夫だよ」と「大丈夫だと信じている」という表現は、伝える側にとっては似たようでも、受ける側にとっては大きく異なる意味にとられることがあります。

前者のようないい加減に聞こえてしまう断定的な言い回しではなく、後者のように自分の心配な気持ちを素直に表現するのが良いでしょう。

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(2)入院経験者が語る、嫌だった言葉の例

先輩入院経験者から、“入院中にかけられて嫌だった言葉”を聞きました。相手との関係性にもよりますが、参考にしてみてください。

先輩たちにアンケートをとり、以下のようなことを聞きました。医療関係者でも、不用意な一言を言ってしまうことがあるようです。同じことを繰り返さないように、参考にしていただけると嬉しいです。

可哀想
→「上から目線で、何も可哀想とは思っていないように感じました」


よく頑張ってるね
→「別に頑張っているわけじゃないです」

きっと治る
→「傷つくというより、返答に困りました」

きっとよくなるからね
→「関係ない人に言われたくないです」

まだ若いのに病気になってかわいそう…”
→「年配の人ほどかけてくる言葉。これだけメジャーな病気だけれども、まだまだ他人ごとと思いました」

二度目の手術は、もっと痛いらしいですよ(担当の看護師さんより)
→「再手術になり落ち込んでいるときに担当の看護師さんにかけられた言葉です。こちらの気持ちも考えてくれと言いたかったです」

元気な赤ちゃんを産んできます(担当の看護師さんが産休に入る際の挨拶)
→「私が子宮体がんで子宮を全摘出をしたのを知っているはずなのに、言われたのでショックでした」

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以上が、先輩入院経験者に聞いた、“入院中にかけられて嫌だった言葉”の例です。

あなたは、同じような失敗を繰り返さないようにしてください。

病気のときこそ、相手の痛みを想像し、大切な人を傷つけないためのお見舞いの言葉のマナーを身につけましょう。

GIFTRee(ギフトリー)では、入院経験者の声をあつめて作った、相手に選んでもらうお見舞い品として『お見舞いギフトブック』を作っています。
▼お見舞いギフトブック▼

お見舞いギフトブック

【完全版】大切な人に気持ちを届けるお見舞い品の基本

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家族や友人、会社の同僚など、大切な人が入院したと聞いたら、すぐに駆けつけたくなりますよね。

入院中だからこそ、相手の状況を想像して、良いお見舞いの品を持っていきたいですね。

今回は、以下の1〜4について、大切な人が入院したときに気持ちを届けるためのお見舞いの品について一緒に考えてみましょう。

 

1.あなたの気持ちを届ける『お見舞いの品』選びのコツ

2.残念ながら嫌がられてしまう『お見舞いの品』は?

3.お見舞いの時の『お花』選び

4.絶対に知っておきたい『お見舞い金』のこと

 

1.あなたの気持ちを届ける『お見舞いの品』選びのコツ

お見舞いの機会は、思いがけないタイミングで突然やってくるものです。

普段から、お見舞いの品物のことを考えている人はいないでしょう。

突然お見舞いに行くことになったら、どんなものが思いつきますか?

お花、お金、果物あたりがすぐに思いつくのではないでしょうか?

 

“病気経験をプラスの価値として社会に届ける“を企業ミッションとするGIFTRee(ギフトリー)が考えるお見舞いの品の3原則は、以下の通りです。

(1)自分のことを考えてくれていると分かるもの

(2)自分に選択肢を委ねてくれるもの

(3)でも何より、お見舞いの気持ちが嬉しい
それぞれ見てみましょう。

(1)自分のことを考えてくれていると分かるもの

やっぱり相手が自分のことを想像して選んでくれたオリジナルのものは嬉しいものです。

例えば、

・冷え性の人には、あったかい靴下や足湯キットを

・毎日病院のスタバに行くのを楽しみにしている人には、スタバのチケットを

・入院中に本をたくさん読みたい人には、読みやすくするためのブックスタンドを

・病院食に飽きている人には、外食気分でテンションがあがるご飯のお供を

これらはひとつの例ですが、相手の日頃からの嗜好や、相手が置かれた状況、そのときの気持ちを想像すると、良い品物が選びやすくなると思います。

また相手との関係性にもよりますが、お見舞いに行く際には、事前にどんなことに困っているかを直接聞いてみるのもいいかもしれません。

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(2)自分に選択肢を委ねてくれるもの

インターネットで「喜ばれるお見舞いの品」を検索して、これがいいよ!と一方的に渡したり、お金やお花、果物を渡すよりも(もちろん喜ばれることもあります)、「好きなものを選んでね」と相手に選択肢を渡してあげることは、自由度の少ない入院生活では嬉しいものです。

GIFTRee(ギフトリー)では、相手に選択肢を与えることのできるお見舞いの品として、先輩入院経験者たちのオススメアイテムや経験談が掲載されたギフトカタログ『お見舞いギフトブック』を販売しています。

よろしければお手にとってみていただけたら嬉しいです。

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(3)何より、お見舞いの気持ちが嬉しい

先輩入院経験者たちの声に共通することが、

「そうは言っても、お見舞いに来てくれることが嬉しかった」

ということです。

入院すると、世の中から置いてけぼりにされたように感じます。病院の外に自分のことを考えて、行動してくれているという人がいるだけで励みになります。

一方で、入院して弱っている姿を見られたくないという方や、体調的に辛いときは一人になりたいということもあると思います。

しかし、入院生活が長引けば長引くほどお見舞い者も減っていき孤独になりがちなので、直接の面会でもメールであっても、自分のことを気にかけてくれる人の存在は本当にありがたいことです。

お見舞いで、あなたの気持ちを届けるときの参考にしていただければと思います。

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2.残念ながら嫌がられてしまう『お見舞いの品』は?

(1)残念ながら、嫌がられてしまう『お見舞いの品』

逆に、残念ながら、嫌がられてしまう『お見舞いの品』とはどんなものでしょうか?

お見舞いの品の失敗例として、いくつか代表的なものを紹介しておきましょう。

・花瓶が無いのに、花束を贈ってしまった

・絶食中の相手に、食べ物を贈ってしまった

・病院ではナイフもまな板もないのに、皮付きのパイナップルやメロンを丸ごと送ってしまった

・手術の傷跡を気にしている人に、「一緒に行こうね」と温泉の本を贈ってしまった

想像力を働かせて、相手の状況や病院の事情を考えることで、このような失敗を減らすことができるかもしれません。

また上述の通り、「そうは言っても、お見舞いに来てくれることが嬉しい」ものです。

例え、本人がすぐに使えないものであっても、一緒に失敗を笑えるような関係性をつくりたいですね。

 

(2)お見舞いで食べ物を送ること

お見舞いに食べ物を持って行くことは多いと思います。本人の体調次第ですが、一緒に話しをしながら病室や談話室で食べることもあるかもしれません。

お見舞いの品として食べ物をあげるときは、以下のような注意が必要です。

①食事制限がかかっていないか?

②賞味期限が短かくないか?

③量が多くないか?大きな塊になっていないか?

④一緒に食べるタイミングとして、ご飯(昼食や夕食)前を避けているか?

特に①は入院治療中ならではの制限があるかもしれません。本人や家族が自覚していないこともあるので、看護師さんにも確認する方がよいでしょう。

お見舞いの品として食べ物を送りたい方は、事前に本人に食べたいものや食べられないものを聞くのがいいかもしれません。

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3.お見舞いの時の『お花』選び

お見舞いの品の定番として『お花』があります。
中規模〜大規模な病院では、病院内に花屋さんが入っていたり、病院の近くに花屋さんがある場合も多いです。この定番の『お花』ですが、お見舞いの品として持っていく際にはいくつか気をつけることがあります。

お見舞いのときの『お花』には、大きくわけて

「生花」

・「プリザーブドフラワー」

の2種類があります。プリザーブドフラワーとは、特殊な技術で長い期間楽しめるように加工されたお花のことを言います。

感染症対策の面で、禁止している病院もありますので、お見舞いの品として「生花」を考えている方は、事前に病院に問い合わせることをオススメします。

 

 (1)お花選びのポイント

どのようなお花がお見舞いに適していて、どのようなお花がダメなのでしょうか?

①OKなお花

A)入院者が好きなお花
B)季節感のある花
C)フラワーアレンジメント
D)プリザーブドフラワー

この時に、花瓶の有無を確認して、もし持っていなければ、簡易的な花瓶やミニバスケット入りのお花もありますので、念のためそれらを一緒に持っていくとよいかもしれません。

「生花」をもらった入院経験者のコメントで、「美しいデザインの花束をもらい毎日癒されていた」というのがあります。

また生命力の強い花は、
「部屋に一輪あるだけで、生命力をもらったような気がする」
と話してくれた入院経験者もいます。

②NGなお花

お花の種類によっては、お見舞いに向かないとされるものもあります。
基本的には、『縁起が悪いお花』と、『周囲に迷惑がかかるようなお花』は、NGとなります。

A)縁起が悪いお花

・鉢植えの花:「根がつく」が「寝付く」と同じ発音のため、縁起が悪いです

・首から落ちる花(椿など):花の落ち方が首から落ちるので、縁起が悪いです

・語呂が悪い花(シクラメンなど):語呂が「死」「苦」なので、縁起が悪いです

・真っ白な花(菊など):お葬式を連想させるので、縁起が悪いです

・真っ赤な花(真っ赤なバラなど):血液をイメージしてしまうので、縁起が悪いです

B)周囲に迷惑がかかるお花

・香りが強い花(百合など):病室に強い花の香りが充満するため周囲の迷惑になります

・花瓶が必要な花:花瓶の必要な花束は、細菌が繁殖しやすく、また花瓶自体が割れやすく危ないため迷惑となります

「生花」をもらった方の中には、マイナスの声として、
「保存方法・花瓶に困った」
「最後の処理に困った」
という声があります。

ちなみに、「保存方法・花瓶に困った」という声には、ペットボトルや牛乳パックを切ることで代用できますし、売店がある病院ではそこで花瓶を購入することができるかもしれません。

「プリザーブドフラワー」も選択肢に入れながら、病院の事情、相手の希望を踏まえた選択をして、より良いお見舞いを実現させてください。

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4.絶対に知っておきたい『お見舞い金』のこと

(1)お見舞い金の相場って?

『お見舞いの品』や『お見舞い金』を贈る上で気になるのが、“相場”ではないでしょうか?
入院中の治療費やその他の費用の負担、仕事をしている人であれば、休んでいる間の収入の足しになるので、とてもありがたいものです。

お見舞い金の目安は、以下の通りと言われています。

兄弟・親戚の場合・・・5千円〜1万円
友達の場合・・・3千円〜5千円
会社関係の場合・・・3千円

もちろん、この金額は絶対ではありませんし、何よりあなたのお見舞いの気持ち・行動が嬉しいので、ご参考にしてください。

関係性によって、適切な金額が異なりますし、自分や相手が置かれている立場や状況により、臨機応変にかえて良いものです。

 

(2)お見舞い金を包むときに、気をつけるべきポイント

お見舞い金を包むときに気をつけたいことは、以下の通りです。

縁起の悪い数字を避けること

大勢の場合は、まとめて渡すこと

年上・目上の相手に現金を包むのは注意

それぞれ見てみましょう。

縁起の悪い数字を避けること

不幸を連想させる4、6、9といった数字は、避けることです。4は「死」を、6は「無」を、9「苦」を連想させる数字であり、受取手によっては良い気分はしないからです。

大勢の場合は、まとめて渡すこと

会社関係や習い事サークルなどの場合、お見舞いに大勢で行ってしまうと相手に迷惑がかかってしまうので、一人2〜3千円ほど包んで、代表者がまとまったお見舞い金をもっていくという方法もあります。

年上・目上の相手に現金を包むのは注意

自分よりも年上・目上の人に対して、お見舞い金を渡すのは失礼にあたるので、基本的に現金は避けた方が良いです。

 

(3)お見舞い金の封筒のマナー

お見舞い金を包む際の封筒のマナーをまとめます。

・封筒:普通の白封筒で構いません。(または『御見舞(お見舞)』と書かれたものを使用します)

・表書き:
-上段・・・御見舞・お見舞・御伺い・ 祈御全快など。

-下段・・・あなたの名字を書きます。会社でのお見舞いの場合は、社名を中央右 に書き、左側に社長の名前や所属部・課、有志の名前などを書きます。

・のし:基本的には不要です。病気を「のばす」と受け取る人がいるためです。

・水引:つけるとしたら、白赤の『結び切り・真結び』です。固く結ばれて解くのが難しい結び方であり、二度と繰り返さないように、今回一度で終わるという意味で、お見舞いに適していると言えます。間違っても、ご祝儀袋に入れて渡すには避けましょう。

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(4)新札旧札どっちを使うの? お札の向きは?

①お見舞いには、新札は使用しません。

これはお葬式などと同様の考え方です。
病気のお見舞いに新札を用意することが、相手に「待っていた」と思われかねないためです。ちなみに旧札を用意すると、「新札を用意する間も無いくらい急いで駆け付けた」ということになります。

②お札の向きは、表向きです。

お札の向きは、お葬式などと同じように裏返しにすると、不幸事と同じように扱われて、受取手によっては気分を害す可能性があります。
お札の向きは、普通に表向きで大丈夫です。

 

(5)お見舞い金を渡すタイミングは?

渡すタイミングは、入室時でも、退室時でも、会話の途中でも、どのタイミングでも構いません。

「心配していること」、「早く回復するようにしっかり休んで欲しいこと」など、あなたのお見舞いの気持ちを伝えて、「心ばかりですが・・・」と言葉を添えて渡してあげましょう。

入院中はなれない環境で心細く、また思わぬことで不便を感じるものです。お見舞いに訪れた際は手土産を持っていくだけではなく、困っていることがないか是非積極的に声をかけてあげてください。

大切な人が、1日も早く元気に回復し退院される気持ちを込めながら、お見舞いにいきましょう。

これらを参考にしていただき、大切な人に気持ちを届ける良いお見舞いができることを祈っています。

 

▼お見舞いギフトブック▼

お見舞いギフトブック

 

【完全版】失敗しないお見舞いの大原則と基本マナー

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大切な人が入院したと聞いたら、すぐにでも駆けつけたくなるものです。しかしこういう時こそ相手を傷つけないように、最低限知っておいた方がよいことがあります。お見舞いはなかなか行かないものだからこそ、お見舞いの大原則と基本マナーを押さえておきましょう。

1.まずは押さえたいお見舞いの基本マナー

2.良いお見舞いをするための6ステップ

3.失敗しないためのお見舞いの大原則

 

1.まずは押さえたいお見舞いの基本マナー

(1)アポは必ずとること

突然お見舞いに来られるのは、入院している人にとって嬉しさもあるかもしれませんが、体調が優れず対応が大変だったり、身だしなみが整っていいなかったりなど、人に会う準備ができていないことがあります。また検査が入っていていないこともあります。

相手は、来て欲しいと思う以上に「弱々しい姿を見せたくない」と思っている可能性もあります。相手の状態や病院の事情がわからないからこそ、お見舞いに行く際には必ず本人や家族などに事前にアポイントをとるようにしましょう。

(2)面会時間は短く、ダラダラと長時間はNG

面会時間はダラダラと長くならないように、相手への負担を考慮して、15~30分程度で済ませるようにしましょう。相手が「もっと話したい」という場合は様子をみながら少し時間を延ばしてもいいかもしれません。

 

(3)大人数は禁止、うるさくするのも禁止

お見舞いに大人数で押しかけるのは基本的にNGです。病室はスペースが限られていますので、多くても3〜4人程度で、お見舞いにいきたい人がおおければ分割していくか、お見舞いにいく代表者がメッセージを預かるなどすればよいでしょう。何より「疲れさせないための配慮」が最も大切です。元気づけたい気持ちは分かりますが、あまり大勢でにぎやかにするのは同室の患者さんなど周囲にとっても迷惑になりますし、お見舞いが終わったあと肩身がせまい思いをすることもあります。

またお見舞いに行くときは、派手な服装や香りの強い香水なども周囲の患者さんの迷惑になりますので控えましょう。

小さなお子さんがいらっしゃる方の場合、連れて行くのはなるべく避けた方がいいでしょう。病院には体調がすぐれない方が入院しています。騒がしくならないよう、周りを不快にすることのないようマナーを守ってお見舞いに向かいましょう。

 

(4)会話にも、お見舞いの品にも気を配る

お見舞いにいくことになったなら、時間や訪問人数だけでなく会話にも、お見舞いの品にも気を配るのがマナーといえます。会話やお見舞いの品については、別の記事をご覧ください。

 

(5)相手が寝ていたら、また今度

お見舞いにいった際に、本人がぐっすり眠っている場合は、目覚めるまで待たずにお見舞いの品やメッセージをご家族の方に預けておくのがベストです。もしも付添い人が見あたらない場合は、ナースステーションに預けて帰ったり、ベッドにメモを残して帰るのが基本のマナーとされています。

入院している方や同じ病室の方に迷惑がかからないよう、十分配慮して行動しましょう。

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2.良いお見舞いをするための6ステップ

(1)お見舞いの6ステップ

とても基本的なことですが、まずはお見舞いの6ステップを見てみましょう。

①入院の連絡を受ける
  ↓
②お見舞いに行っていいか確認する
  ↓
③日時を決める
  ↓
④お見舞いの品を用意する
  ↓
⑤お見舞いする
  ↓
⑥帰る

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(2)それぞれのステップの詳細

上記の『1.まずは押さえたいお見舞いの基本マナー』と重複することもありますが、6ステップの詳細を見てみましょう。

①入院の連絡を受ける

「お見舞い」は、あなたの知っている人が「病気・怪我」をしたと聞いた時から始まります。直接本人から聞く場合もあるし、他の人から間接的に聞くこともあるでしょう。

連絡を受けた時は誰でも驚くと思いますが、一番ショックを受けているのはご本人です。連絡が来た時には過剰な心配や同情はかえって本人を傷つけてしまうので、気をつけましょう。

 ②お見舞いに行っていいか確認する

お見舞いに行こうと思った時には、まず本人にお見舞いに行っていいかどうかを確認しましょう。入院していると、体調や治療・検査などで気持ちが不安定になっていることがあります。ですので、突然お見舞いに行くと迷惑になってしまう場合があります。

お見舞いをする際は事前に本人の許可をもらうことが大切です。

直接のお見舞いが難しい場合は、手紙・メール・SNSなどでメッセージを送ったり、お見舞いの品を送っても良いでしょう。

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③日時を決める

お見舞いをする日時は、本人の都合はもちろん、病院の面会時間も考えて決める必要があります。訪問の時間は本人とよく相談して決めましょう。

一般的な病院の面会時間は、午後1時から午後8時までです。ただし、食事中や食後のリラックスタイムなどを考慮すると、午後3時から6時(夕食前)までの間でお願いするのが良いでしょう。週末は病院の検査がないため、お見舞いにも適しています。

日時を決める時には、合わせて以下を確認すると良いでしょう。

A)日時を決めるときに合わせて確認しておきたいこと

◎何人で行くか(会いたい人はいるか)

◎必要なものはないか

◎お見舞い品として欲しいものはないか(NGなものはないか)

これを確認することで、より喜ばれるお見舞いができます。

また、念のために入院先の病院名と病室及び受付先(総合受付や、ナースステーションなど)を確認しておきましょう。万が一病室が変わっていても、ここで確認できます。

 

④お見舞いの品を用意する

日時が決まったら、お見舞いの品を用意します。

お見舞いの品は、相手との関係性、相手の嗜好、相手の状況、病院の事情などを総合的に考慮して決める必要があります。詳細は別記事にゆずるとして、ここでは割愛しますが、何よりも嬉しいのはあなたのお見舞いの気持ちです。

これについては、別の記事で詳細を書いていますので、そちらをご覧ください。

GIFTRee(ギフトリー)では、入院経験者の声をあつめて作った選べるお見舞い品として、『お見舞いギフトブック』を作っています。よろしければ、お手にとってみてください。
▼お見舞いギフトブック▼

お見舞いギフトブック

 

⑤お見舞いする

病院に入ったら、まず受付かナースステーションで訪問先の入院者名を伝えましょう。

病院の面会ルールがあれば、ここで教えてもらえます。

本人が大部屋にいる場合は、他の入院患者さんの迷惑にならないように、病棟内にあるデイルームや休憩室などでお話することが一般的です。最近では病院内にカフェがあることもあるので、そこでお話してもよいでしょう。

事情により大部屋で話をする場合は、同室者の方に迷惑にならないように、以下のようなことに気をつけましょう。

B)面会時に気をつけること

◎他の患者さんのことはじろじろ見ない

◎声のトーンを下げる

◎大きな音を立てない

◎長居しない

また、入退室するときは、同室の方に簡単に挨拶するとよい印象を持ってもらえますし、それは入院している本人のためにもなります。

もし入室時に相手がぐっすり眠っていて、付き添いの人が見当たらない場合には、ナースステーションにお見舞い品を預けて変えるのがマナーです。目が覚めるまで待つのはやめましょう。

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⑥帰る

面会時間は15~30分が一般的です。本人の体調次第では、長時間の面会が大きなストレスになってしまいます。けれども、わざわざお見舞いに来てくれている人には「帰って欲しい」とは言いにくいものです。面会は意識的に短くしましょう。もちろん、本人が望んでいるのであれば、長い間いても問題ありません。

面会を切り上げる場合は、「じゃあ、そろそろ」と席をたちましょう。

なお、お見舞いの間に看護師さんによる検査の説明や回診があることもあります。この時には席をはずすなどの気遣いを忘れないようにしましょう。

本人のことを心配している知人で、お見舞いに行けていない人がいたら、本人を気遣いながらさりげなく情報を教えてあげると周囲の安心につながるかもしれません。

 

いかがでしたか?

大切な人のお見舞いにいくとき、お見舞いの大原則と基本マナーを押さえて、良いお見舞いをできるようにできたらいいですね。

 

お見舞いの時のコミュニケーション 『態度』や『メールの文章』・・・『言葉』に加えて大切な気遣いポイント

お見舞いのときのコミュニケーションは、大きく分けて、

「お見舞いにいって直接言葉をかける場合」

「メールやSNSなど文字で言葉を伝える場合」

があります。

お見舞いのときの言葉以外にも、『態度』や『メールの文章』といった大切な気遣いのポイント、気をつける点があります。

 

1.お見舞いのときの「態度」と「表情」

お見舞いのときに、「言葉」以外に注意することとして、「態度」と「表情」があります。このとき、「態度」や「表情」は、不必要に悲しい顔をする必要はありません。そうすることにより、相手側に逆に気を遣わせてしまいます。

反対に、元気づけようと思って妙に高いテンション、明るい表情にすることも相手を疲れさせてしまうことになりますし、残念ながら周囲に迷惑となることがあります。

『お見舞いの言葉の5原則』の「朗らかで親切」を大事にして、あなたが相手のことを心配している気持ち、見舞う気持ちを「態度」や「表情」にのせて素直に伝えると良いでしょう。

※相手を傷つけないための『お見舞いの言葉の大原則』
http://omimai.giftree.jp/archives/37

2.お見舞いメールの文章(メールやSNSなど文字で伝える場合)

直接お見舞いにいけないときは、メールやSNS、手紙などでお見舞いのメッセージを送ることもあるでしょう。

メールやSNSでお見舞いの文章を送る時のポイントとして、文末・メッセージの最後に

「返信不要だよ/です」

と一言添えるという工夫ができます。

このような工夫をおこなうだけで、相手は「返信しなくては」というプレッシャーから開放されます。体調や気分が優れないときに、返信の手間を減らしてあげることは、相手目線のコミュニケーションを考える上でとても大切です。

また、入院中の相手にメールを送る時間は、早朝・深夜は控えるようにしましょう。入院中・治療中は眠りに入りづらいことも多く、せっかく入眠したところを起こしてしまうことになる可能性や、メールの着信音がなり周囲の迷惑になる可能性があるからです。

 

一方、お見舞い経験者の中には、

“入院している友達が眠れないということで、夜中にLINEでのやり取りをしばらく付き合っていた”

という方もいらっしゃいます。

これも、相手目線のコミュニケーションの良い例といえるでしょう。

このように、言葉に加えて大切な気遣いポイントを押さえることで、より良いお見舞いにつながると良いですね。

 

いかがでしたか?

自分や大切な人が入院することになったとき、また大切な人のお見舞いに行くときなど、いざというときの情報源として使っていただけるように、GIFTRee(ギフトリー)では、入院・お見舞い関する困りごとや素朴な疑問を『みんなの入院・みんなのお見舞い』に、まとめていきたいと思います。

また入院している方に、つながりと選択肢を贈る『お見舞いギフトブック』の販売もおこなっています。

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失敗例から学ぶ お見舞いの時の『言葉の注意点』

相手を傷つけないための『お見舞いの言葉の大原則』では、お見舞いシーンで声をかける際に大切にしたい“言葉の5原則” について、考えました。

※相手を傷つけないための『お見舞いの言葉の大原則』
http://omimai.giftree.jp/archives/37

今回では、具体的なお見舞いの失敗談を踏まえて、お見舞いの時の『言葉の注意点』を知り、より良いお見舞いについて考えてみましょう。

 

1.入院経験者が語る、嫌だった言葉の特徴

入院経験者の話を聞くと、お見舞いの時に言われて嫌だった言葉の例として、

「あなたの病気には、この食べ物がいいらしいよ」

「もっとしっかり検診受けておけば良かったね」

「絶対大丈夫だから!」

などがあがります。

 

これらの声がけが、具体的にどのようにマズかったのか、考えてみましょう。
良くないのは、以下の3点です。

①自分の価値観や経験を押し付けられること

②「こうすればよかったのに」、「こうなるよ」と過去や未来の話をされること

③「大丈夫だよ」と無責任に言われること

 

①自分の価値観や経験を押し付けられること

『お見舞いの言葉の大原則』の裏返しですが、自分の価値観を押し付けられることが嫌だったという人が多いです。

「あなたの病気には、この食べ物がいいらしいよ」は、この最たる例と言えるでしょう。

また例えば、胃がんで入院している人に、

「私のおばあさんも同じように胃がんで入院していたの。切除しちゃえば治るよ」

などという声がけも同様に、自分の経験の押し付けになります。

お見舞いにいった相手と同じ病気をした人を知っていたら、その人の話を思わずしたくなることもあるかもしれません。しかし、同じ病気でも重症度や治療、経過は多種多様です。必ずしも同じ経過をたどるとは限らないです。相手をなぐさめようとしたり、相手に有益な情報を与えようと、自分の知っている話をする前に、よく相手の状況を考えてからにしましょう。

 

②過去や未来の話をされること

現在入院している相手に、

「あの時、検診を受けておけばよかったのに」

と声をかけてしまうケースが見られます。

それは他人に言われるまでもなく、ご本人が一番分かっていること(もしかしたら悔いているかもしれないこと)です。そして、そのように過去のことをあらためて言われても今更どうしようもないのです。

 

逆に未来のことで

「これからはちゃんと検診を受けようね」

というのも同様です。

本人が望まないかぎりは、「こうすればよかったのに」、「こうなるよ」という過去や未来の話はやめましょう。

 

③「大丈夫だよ」と無責任に言われること

「あなたなら大丈夫だよ」

という言葉も、他人事、無責任なものに聞こえてしまいます。これは入院している本人が一番考えていて、心配していることです。

相手に声をかけるならば、

「大丈夫だと信じているから」

というように、あなたの気持ちを素直に伝えるようにすると良いでしょう。

「大丈夫だよ」と「大丈夫だと信じている」という表現は、伝える側にとっては似たようでも、受ける側にとっては異なる意味にとられることがあります。

前者のようないい加減に聞こえてしまう断定的な言い回しではなく、後者のように自分の気持ちを素直に表現するのが良いでしょう。

 

2.入院経験者が語る、嫌だった言葉の例

先輩入院経験者から、“入院中にかけられて嫌だった言葉”を聞きました。相手との関係性にもよりますが、参考にしてみてください。

先輩たちにアンケートをとり、以下のようなことを聞きました。医療関係者でも、不用意な一言を言ってしまうことがあるようです。同じことを繰り返さないようにしてください。

“可哀想”
→「上から目線で、何も可哀想とは思っていないように感じました」


“よく頑張ってるね”
→「別に頑張っているわけじゃないです」
“きっと治る”
→「傷つくというより、返答に困りました」
“きっとよくなるからね”
→「関係ない人に言われたくないです」
“まだ若いのに病気になってかわいそう…”
→「年配の人ほどかけてくる言葉。これだけメジャーな病気だけれども、まだまだ他人ごとと思いました」

“二度目の手術は、もっと痛いらしいですよ”(担当の看護師さんより)
→「再手術になり落ち込んでいるときに担当の看護師さんにかけられた言葉です。こちらの気持ちも考えてくれと言いたかったです」
“元気な赤ちゃんを産んできます”(担当の看護師さんが産休に入る際の挨拶)
→「私が子宮体がんで子宮を全摘出をしたのを知っているはずなのに、言われたのでショックでした」

 

先輩入院経験者から、“入院中にかけられて嫌だった言葉”、そのような言葉の特徴でした。周囲の人は、同じような失敗を繰り返さないようにして、病気のときこそ、より良いコミュニケーションを取れるようにしたいものです。

 

いかがでしたか?

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相手を傷つけないための 『お見舞いの言葉の大原則』

1.お見舞いシーンで「言葉の気遣い」が必要な理由

お見舞いシーンでは、「入院しているあの人は、どんな気持ちなんだろう?」と普段以上に想像力を働かせながら、「言葉の気遣い」をおこなう必要があります。その理由は、相手が体力的にも精神的にも不安定になっている可能性があるからです。それが一見して分かりにくいため、相手を傷つけないためにも、いつも以上に注意をおこなう必要があります。

 

お見舞いのときにかける「言葉」によって、相手との関係性が変わることがあります。より良い「言葉の気遣い」をすることで、大切な人との関係をよくしましょう。

 

2.お見舞いで声をかける際に大切にしたい『言葉の5原則』

 ①「心配している」など、あなたの素直に気持ちを伝えましょう

 ②病気以外のことも聞きましょう

 ③朗らかで親切な態度で接しましょう

 ④自分の価値観を押し付けないようにしましょう

 ⑤相手の気持ちを汲み取り、一緒に考える姿勢を示しましょう

 

①「心配している」など、あなたの素直に気持ちを伝えましょう

よくありがちなのが、どのように声をかければいいか分からずに、声をかけないで放置してしまうということです。しかし自分が入院する立場になったら分かると思いますが、決して放置はせずに声はかけて欲しいのです。「入院したと聞いて心配しているよ」など、あなたの気持ちを素直に伝えるのが良いでしょう。

 

②病気以外のことも聞きましょう

入院すると、どうしても「病気」のことを聞きたくなりがちですが、本人にとって「病気」のことは入院生活のごく一部です。病気以外にも、話したいことはたくさんあります。ぜひ病気以外のことも聞いてみてください。

ただし、病気以外のことでも、病気経験者の中には、「(自分が明らかにいけない)海外旅行の話を聞くのは辛かった」、「くだらない下世話な話を聞くのは嫌だった」などの声もあります。入院している相手の気持ちを想像して、本人がしゃべりたそうなことを聞いたり、本人が興味ある話題を心がけるようにしましょう。

 

③朗らかで親切な態度で接しましょう

入院していると、日々の生活でさまざまなことに不便さを感じたり、この先の人生に不安を抱くものです。そんな時に、外からお見舞いに来てくれた相手が、「朗らかで親切」であることは、ちょっとしたお願いごとをしやすくなりますし、不安な気持ちも打ち明けやすくなります。

ただし、フランクに自分の悩みごとの相談をするのは、関係性をよく考えて判断してください。入院者は、自分の病気のことが頭にある中で、さらに他人のことを考えたり悩んだりすることが負担になります。相手に負担にならないかを確認した上で、コミュニケーションをとるようにしましょう。

 

④自分の価値観を押し付けないようにしましょう

自分の価値観を押し付けて、「相手はこうだから」と勝手に決めつけないようにしましょう。

“病気になってくるとやってくるもの”としてよく言われるのが、「近所のおばさん?」、「宗教」、「遠くの親戚」です。

「この健康食品が良いらしいよ」、「テレビや本でこんな治療が紹介されていたよ」などの信憑性が薄い情報は、本人にとってはありがた迷惑のことが多いようです。相手のことを思うならば、自分の価値観を押しつけることはやめましょう。

 

⑤相手の気持ちを汲み取り、一緒に考える姿勢を示しましょう

前述しましたが、入院していると、生活していてさまざまなことに不便さを感じたり、この先の人生に不安があります。この先、ずっと付き合っていくタイプの病気や障害もあり、本人の悩みや不安はそう簡単に無くなるものではありません。そんな時に、「自分の気持ちを汲み取ってくれて、一緒に考える姿勢」を示してくれることが、どれだけ本人にとってありがたいことでしょうか。大切な人が入院したときは、そのような姿勢でいたいものです。

 

3.入院経験者が語る、嬉しかった言葉の例

先輩入院経験者に、“入院中にかけられて良かった言葉”を具体的に聞きました。相手との関係性により適切な言葉は変わってきますが、参考になれば嬉しいです。

“みんなずっと待っているよ”
→「自分のことを待ってくれている人がいると思うと素直にうれしかった」

“また来るね”
→「お見舞いに来てくれた人からの言葉。次への目標にもなりました」

“大丈夫!みんなが支えてあげるから!”
→「頼りにしている姉の言葉。とても心に残っています」

“仕事のことは心配しなくて良い”
→「同僚からの言葉。安心して治療に専念出来た」


“できることがあったら言ってね”
“また美味しいもの食べに行こうね”
→「頑張れ!とか、大丈夫!と言われても困ってしまうけど、寄り添ってくれたり、未来志向だと嬉しかったです」

 

相手を傷つけないためのお見舞いの『言葉』の大原則を知ることで、大切な人が病気をしたときにこそ、良いコミュニケーションができるといいですね。

 

いかがでしたか?

自分や大切な人が入院することになったとき、また大切な人のお見舞いに行くときなど、いざというときの情報源として使っていただけるように、GIFTRee(ギフトリー)では、入院・お見舞い関する困りごとや素朴な疑問を『みんなの入院・みんなのお見舞い』に、まとめていきたいと思います。

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絶対に押さえておきたい! お見舞いの基本マナー

1.お見舞いとは、あなたの想いを相手に伝える行動

「お見舞い」とは、病気やケガをして入院・療養している方に、あなたが回復を願っている想いを相手に伝えることです。入院している人にあなたが想いを伝えることで、本人の心が明るくなるなど、良い影響を与えることができます。

もちろん普段は訪れることのない病院に行くので、お見舞いの際は相応のマナーを意識する必要があります。けれども、「お見舞い」において一番大切なのは、あなたの気持ちを伝えることだということは忘れないようにしましょう。

2.お見舞いの基本マナーと6ステップ

①入院の連絡を受ける

②お見舞いに行っていいか確認する

③日時を決める

④お見舞いの品を用意する

⑤お見舞いする

⑥帰る

 

①入院の連絡を受ける

「お見舞い」は、あなたの知っている人が「病気・ケガ」をしたと聞いた時から始まります。直接本人から聞く場合もあるし、他の人から間接的に聞くこともあるでしょう。

連絡を受けた時は誰でも驚くと思いますが、一番ショックを受けているのはご本人です。連絡が来た時には過剰な心配や同情はかえって本人を傷つけてしまうので、気をつけましょう。

 ②お見舞いに行っていいか確認する

お見舞いに行こうと思った時には、まず本人にお見舞いに行っていいかどうかを確認しましょう。入院していると、体調や治療・検査などで気持ちが不安定になっていることがあります。ですので、突然お見舞いに行くと迷惑になってしまう場合があります。

お見舞いをする際は事前に本人の許可をもらうことが大切です。

直接のお見舞いが難しい場合は、手紙・メール・SNSなどでメッセージを送ったり、お見舞いの品を送っても良いでしょう。

③日時を決める

訪問する日時は、本人の都合はもちろん、病院の面会時間も考えて決める必要があります。訪問の時間は本人とよく相談して決めましょう。

一般的な病院の面会時間は、午後1時から午後8時までです。ただし、食事中や食後のリラックスタイムなどを考慮すると、午後3時から6時(夕食前)までの間でお願いするのが良いでしょう。週末は病院の検査がないため、お見舞いにも適しています。

日時を決める時には、合わせて以下を確認すると良いでしょう。

【日時を決めるときに合わせて確認しておきたいこと】

 ◎何人で行くか(会いたい人はいるか)

 ◎必要なものはないか

 ◎お見舞い品として欲しいものはないか(NGなものはないか)

これを確認することで、より喜ばれるお見舞いができます。

また、念のために入院先の病院名と病室及び受付先(総合受付や、ナースステーションなど)を確認しておきましょう。万が一病室が変わっていても、ここで確認できます。

 

④お見舞いの品を用意する

日時が決まったら、お見舞いの品を用意します。

お見舞いの品は、相手との関係性、相手の嗜好、相手の状況、病院の事情などを総合的に考慮して決める必要があります。詳細は別記事にゆずるとして、ここでは割愛しますが、何よりも嬉しいのはあなたのお見舞いの気持ちです。

 

⑤お見舞いする

病院に入ったら、まず受付かナースステーションで訪問先の入院者名を伝えましょう。

病院の面会ルールがあれば、ここで教えてもらえます。

本人が大部屋にいる場合は、他の入院患者さんの迷惑にならないように、病棟内にあるデイルームや休憩室などでお話することが一般的です。最近では病院内にカフェがあることもあるので、そこでお話してもよいでしょう。

事情により大部屋で話をする場合は、同室者の方に迷惑にならないように、以下のようなことに気をつけましょう。

【面会時に気をつけること】

 ◎他の患者さんのことはじろじろ見ない

 ◎声のトーンを下げる

 ◎大きな音を立てない

 ◎長居しない

また、入退室するときは、同室の方に簡単に挨拶するとよい印象を持ってもらえますし、それが本人のためにもなります。

もし入室時に相手がぐっすり眠っていて、付き添いの人が見当たらない場合には、ナースステーションにお見舞い品を預けて変えるのがマナーです。目が覚めるまで待つのはやめましょう。

 

⑥帰る

面会時間は15~30分が一般的です。本人の体調次第では、長時間の面会が大きなストレスになってしまいます。けれども、わざわざお見舞いに来てくれている人には「帰って欲しい」とは言いにくいものです。面会は意識的に短くしましょう。もちろん、本人が望んでいるのであれば、長い間いても問題ありません。

面会を切り上げる場合は、「じゃあ、そろそろ」と席をたちましょう。

なお、お見舞いの間に看護師さんによる検査の説明や回診があることもあります。この時には席をはずすなどの気遣いを忘れないようにしましょう。

本人のことを心配している知人で、お見舞いに行けていない人がいたら、本人を気遣いながらさりげなく情報を教えてあげると周囲の安心につながるかもしれません。

 

いかがでしたか?

自分や大切な人が入院することになったとき、また大切な人のお見舞いに行くときなど、いざというときの情報源として使っていただけるように、GIFTRee(ギフトリー)では、入院・お見舞い関する困りごとや素朴な疑問を『みんなの入院・みんなのお見舞い』というブログで記事としてまとめていきたいと思います。

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